2015年07月21日

ハンマー投げ

 鉄球をワイヤでつないだハンマーを投げる。拾っては、また投げる。ただ、黙々と練習に励む。それが記憶に残る“父の姿”。アテネ・オリンピックのハンマー投げで、金メダリストとなった室伏広治選手は述懐しています(『おやじのせなか』東京書籍) 
 その中では1998年に、父・重信氏の持つ日本記録を破った際の思いも語っています。「記録では抜いたことになるけれど、まだ『超えて』はいない」。記録だけでなく、競技に対する心構えに、選手としての偉大さは表れる。一心に競技に取り組む父の姿に学んだからこそ、室伏選手の成長と栄光の軌跡がしるされたといえましょう。

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