2015年06月14日

東京・信濃町

 先の戦争が激化し、統制が強まる中、創価学会(当時、創価教育学会)が「信教の自由」を貫く人権闘争を繰り広げた地が東京・信濃町でした。
 この布教活動が具体的事由の一つとなり、戸田会長は昭和18年7月、治安維持法違反ならびに不敬罪容疑で逮捕・投獄される。同月、牧口初代会長も捕らわれの身になりました。しかし、獄中での過酷な取り調べ弾圧に一歩も引かず、牧口会長は殉教したのです。
 信濃町駅のほど近くには「5・15」事件の凶弾に倒れた犬養毅首相の私邸がありました。「2・26」事件では、信濃町周辺の斎藤実内大臣の家に反乱部隊が乱入。駅の南に広がる神宮外苑では、牧口・戸田会長の逮捕3カ月後、学徒出陣の壮行会が行われたのです。
 暗い軍靴の足音と、崇高な恩師の人権闘争の歴史を刻む信濃町に、創価学会の総本部が建っています。それは不惜身命の魂を継ぎ、妙法という「平和の種」を広げた池田名誉会長と、共戦の同志の奮闘によって築かれる「師弟の大城」であり、世界平和の大殿堂なのです。

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