2015年06月03日
よき出会いは・・・・
お隣の中国に、「青天で太陽と月とが衝突したようである」と言われる出来事があります。大詩人である李白と杜甫の出会いです。近代中国の古典学者である聞一多が、「我が中国四千年の歴史の中で、これほど重大で、これほど神聖で、これほど記念的な出会いはない」と、太陽と月の衝突に譬えたのです。時に李白44歳。杜甫33歳。李白は宮廷から追われ、杜甫は科挙の試験に失敗し、共に失意の中での出会いでした。
出会いの後、2人は旅に出ます。杜甫は李白から大いなる啓発を受けたのでしょう。「李白よ、あなたは詩にかけては天下に敵がなく、その詩想は、凡俗を超越し、なみはずれている」等と、李白を憶う詩を15編も残しています(石川忠久編『漢詩鑑賞事典』講談社学術文庫)
よき出会いは、人と人を結び、心を磨き、互いの人生を輝かせていきます。そんな出会いを、いくつ重ねられるか――ここに人生のロマンがあります。
出会いの後、2人は旅に出ます。杜甫は李白から大いなる啓発を受けたのでしょう。「李白よ、あなたは詩にかけては天下に敵がなく、その詩想は、凡俗を超越し、なみはずれている」等と、李白を憶う詩を15編も残しています(石川忠久編『漢詩鑑賞事典』講談社学術文庫)
よき出会いは、人と人を結び、心を磨き、互いの人生を輝かせていきます。そんな出会いを、いくつ重ねられるか――ここに人生のロマンがあります。
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