2015年03月15日

人間の王者

 「『学歴』とは『学びの歴史』」と述べたのは、評論家の草柳大蔵氏です。その人が、何人の人のためになったか。何回、他人のために汗と涙を流したか。「そのすべてが『学歴』である」。そして、「その人の『学歴』とは棺の蓋を閉じるとき、はじめてきまる」と(『ふだん着の幸福論』清流出版)
 地位や経歴を、わが身を飾るだけに使う生き方は、所詮、むなしいものです。自分自身を磨き、他者のために振る舞う献身の人生――その人は、たとえ無名であっても、「人間の王者」なのです。

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