2014年08月29日

カントは考えました

 幸福は誰もが望む。しかし”自分の幸福”を追求してはならない、とカントは考えました(『人倫の形而上学』)。目指すべきは「自分の完全性」と「他人の幸福」です。相手の幸せを祈りつつ、自らは鍛えと向上の日々を歩み抜く生き方だ。そこに、おのずと自身の幸福境涯も開かれることでしょう。
 これが逆になると、人の世は悲劇に陥る。つまり、相手にのみ完全性を要求し、それにより自分の幸福を実現しようとするやり方です。

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この記事へのコメント
どちらかというとスマートフォン業界一般に当てはまる内容となっていますが、Cooper氏によれば、今日我々が携帯で享受しているサービスは、必需性よりも利便性に軸足を置いたものが多いのだとか。
Posted by Apple iPhone 6S Case at 2015年10月14日 14:15