2014年07月17日

指南車

 中国の史書には、皇帝が戦闘にあたって「指南車」をつくらせたことが記されています。「指南車」はリヤカーのような車の荷台に、柱を立て、老人の像が取りつけられていました。車が向きを変えても、像の手は、つねに同じ方角を指し示す仕組みになっています。
 この指南車により、皇帝は霧の中でも迷うことなく、戦いに勝利しました。実際、白兵戦になれば、右に跳んだり、左に体をかわしたり。だが、指南車の像が示す手の先へと進めば、全軍からはぐれず、目的地に達することができる。三国志の時代にも使われたと伝えられています。


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