2014年07月13日

自ら望んでその地に

 米国の歴史学者ハーディング博士を知って見えますか。M・L・キングの盟友である博士は、キングの意向をもとにスピーチ「ベトナムを越えて」の草稿を作成しました。ベトナム戦争反対を表明したこのスピーチは、キング暗殺の引き金になったとされています。それに関わった者として博士は深い自責の念にかられたそうです。
 しかし、一つのエピソードが博士を救ったのです。それは運命のあの日。キングは、労働者の地位向上を訴える行進のためメンフィスの地に来ていた。暗殺計画も囁かれ、仲間は皆、行くことに反対した。だがキングは強要でも無理強いでもなく、自ら望んでその地に行ったのだった。

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