2014年04月02日

師から弟子へ

 東京・信濃町に、慶応義塾大学医学部があります。初代医学部長は、世界で初めて破傷風の血清療法を確立した北里柴三郎。彼が本格的に医学を志したきっかけは、熊本医学校時代の師マンスフェルトとの出会いでしたた。“君は本当に医学者になる意思で勉強しているのか?”との問いに奮起。後年の活躍は師の薫陶の賜物です。
ドイツ留学時代の師コッホ、そして、帰国後の窮地を救った福沢諭吉も北里を支え続けました。終生、師恩を忘れなかった北里自身も師となりました。彼の門下から、赤痢菌を発見した志賀潔や、黄熱病の克服に尽くした野口英世が出ました。
近代日本の発展の基には、師から弟子への連綿たる継承があるのです。

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