2014年02月03日

生きている姿勢そのもの

駅には、それぞれの醸し出す個性があります。それは制作したデザイナーの意思が、建物に表現されているからでしょう。
工業デザイナーの水戸岡鋭治氏は、列車や駅などをデザインし、数々の表彰に輝いています。氏の哲学は、デザインとは「生きている姿勢そのもの」。だから日常を疎かにしない。お茶、お菓子の用意や掃除などを1年間きちんとこなせない者を、自分の事務所に置かないという。
日常生活を大切にしながら、受けた仕事に全力で立ち向かう。”ここまでやってくれるのか”と顧客がうなる努力を重ねる。若者に「いいものができたかどうかだけではなく、全力を尽くすということをどうしても見せたい」と同氏は語る(『幸福な食堂車』一志治夫著、プレジデント社)

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