2013年11月21日

ウォームシェア

 環境省が推進するウォームビズの取り組みの一つに「ウォームシェア」があります。これは一人一人が暖房を使わずに、家族や近所が一つの部屋に集まることを呼び掛けるものです。暖かさだけではなく、皆で語り合う楽しさもシェア(共有)できそうですね。
 三重県の答志島では、昔から他人同士が親子のように団らんを楽しむ光景が見られます。同島には「寝屋子制度」と言って、中学校を卒業した男子が週末になると、世話役である「寝屋親」の家で生活するという、ユニークな習慣があります。
 相互扶助の文化を支えるこの制度のもと、子どもは、寝屋親から島の歴史や礼儀作法等を教わります。一方で大人は、他人の子どもを預かり、教育する。まず自身が“親よりも親らしく”という自覚と姿勢を求められます。
 “育児は育自”という言葉がありますが、それは幼児教育に限りません。大人は子どもを育てる中で、先輩は後輩を励ます中で、互いにさまざまなことを考え、経験し、成長できるのです。

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