2013年09月21日

大人の責任

 「小学生の時、ほかの子どもたちと違っていた自分を、両親や先生が認めて、才能の芽を伸ばしてくれた」。と語る人形劇俳優の平常さん。平常さんは幼いころから人形を肌身離さず持ち歩き、他人とコミュニケーションを取るのも人形を通して。
 ともすると〝ちょっと変わりもの〟と見られがちだった彼のために、両親は人形劇のできるミニ劇場を手作りしてくれた。また、小学校の先生は「常君の人形劇はすごいから」と応援し、クラスの仲間に話して、教室で発表会を催したそうです。
 そして、平さんは12歳の時、本格的に人形劇の世界へ飛び込みました。人形とともに舞台に立ち、さまざまな役柄を演じ分けていく。その独特の表現方法は、世界で認められる存在になりました。
 子どもは誰であれ、何かの「天才」であり、何らかの「使命」を持っています。人間としての基本、社会で生きるためのルールを教えたら、あとは一緒になって、それぞれの使命の花の咲かせ方を探すこと。それが大人の責任ではないでしょうか。

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