2013年06月27日

山岡鉄舟

 梅雨の季節です。紫陽花が、ひときわ鮮やかですね。紫陽花は土壌によって、薄紅から青紫へと色が変わります。俳人の正岡子規は詠みました。「紫陽花や きのふの誠 けふの嘘」。紫陽花の変化にかけて、人の心の移ろいやすさを風刺しているように感じます。
 幕末の思想家で幕臣の山岡鉄舟。彼は幕府の使者を務め、江戸城の無血開城を交渉し、成功に導いた功労者です。彼の信条は、幼い時に誓った修身二十則の第一則「うそいう可からず候」です。
 信念に貫かれた掛け値なしの鉄舟の振る舞いは、敵将の西郷隆盛をもうならせました。「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、仕末に困るもの也。此の仕末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり」とは、西郷の鉄舟評と言われています。
山岡鉄舟 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%B2%A1%E9%89%84%E8%88%9F

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