2013年04月18日

「旗立て松」の逸話

 松の木は、その生命力の強さから、時代を超えて尊ばれてきています。たとえば、武門の旗を松の木に立てた「旗立て松」の逸話が、今も各地に伝わっています。
 一例を挙げれば、関西では、楠木正成が嫡男・正行との別れの際、桜井の宿の松に旗を立てかけ、後継の誓いを促した。その南には、天王山がある。豊臣秀吉は、決戦の「山崎の戦い」を前に、山中の松に登って旗を掲げ、自軍を鼓舞しました。
 片や、関東では、武田信玄の「三増峠の戦い」(神奈川・愛川町)が有名です。信玄は、松に大将旗をはためかせ、勝利への士気を高めました。

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