2013年04月14日

ある実験

 成長し続ける人とは、どんな人だろう。ある人が少々、変わった〝実験″をしました。実験の内容は、教え子の学生に雑用を頼むという簡単なことでした。「はい」と速やかにやる人。しぶしぶやる人。「なんで私が」と食ってかかり、やらない人。反応は様々に判れました。
 実験の後、その後の教え子の人生を追いました。快く引き受けた学生は、概して自分が望む企業に就職し、いい仕事をし、満ち足りた人生を送っている。逆の反応をした学生は、仕事を転々とし、あまり幸せそうではない結果が出ました。
 この実験を通して判ったことは、用事を頼んだ時の対応にその人の他者に対する優しさが表れる。それが成長度を測る一つの指標になる。と、実験を行った、佐賀大学の上原春男前学長が著作『成長するものだけが生き残る』(サンマーク出版)で書いています。


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