2013年03月08日
偉大な文学
偉大な文学は、大きな精神的苦悩を通してのみ生まれる――こう語ったのは、19世紀スイスの哲学者ヒルティです。
彼は、14世紀イタリアの詩人ダンテに深く共鳴しました。ダンテの主著『神曲』が地獄、煉獄、天国の3界をめぐる旅であることを通し、「苦悩なしに詩的感動の真の源泉は開かれることなく、真正な芸術の天国に行きつくためには、詩人みずからが、地獄と煉獄とを通過している必要があります」(秋山英夫訳『ヒルティ著作集6』白水社)と述べています。
彼は、14世紀イタリアの詩人ダンテに深く共鳴しました。ダンテの主著『神曲』が地獄、煉獄、天国の3界をめぐる旅であることを通し、「苦悩なしに詩的感動の真の源泉は開かれることなく、真正な芸術の天国に行きつくためには、詩人みずからが、地獄と煉獄とを通過している必要があります」(秋山英夫訳『ヒルティ著作集6』白水社)と述べています。
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