2012年12月16日

動機づけとは、目標の明示

 「モチベーション」という言葉をよく耳にします。これを直訳すると「動機づけ」となります。わかりやすく言えば、「やる気」といってもいいでしょう。日本サッカー協会の名誉会長で、Jリーグの発展に尽力した川淵三郎氏が、「選手のやる気に水を差した一言」として監督時代を振り返り自戒しています。それは、選手に伸び伸びとしたプレーをしてもらいたいと思って掛けた、「負けてもいいから、いい試合をして欲しい」という一言だったそうです(同氏著『「51歳の左遷」からすべては始まった』)
 選手は“絶対に勝つぞ”と意気込んでいただけに、リラックスさせようと掛けた言葉が裏目に出てしまいました。物事を伝えるには、はっきり言葉に表すことが大事です。だが、本意を伝えるのはなかなか難しい事です。ましてや“自分にできるだろうか”と尻込みしている人を、やる気にさせるのは並大抵ではありません。動機づけとは、目標の明示です。

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