2012年10月12日

女性の“とっさの機転”

 女性の“とっさの機転”に救われた経験はないでしょうか。これは、人種隔離政策を撤廃した直後の、混乱期の南アフリカに留学していた男性の体験です。
 彼がいつもと同じようにバスの席に座ると、突然、隣の初老の男がナイフを突きつけてきました。日本人の彼に金を要求してきたのです。その情景を、そばに座る婦人は見逃しませんでした。彼女は考えました、ここで男を刺激すると騒ぎ出すかもしれない。そこで彼女は機転を利かせて、歌を歌い始めました。すると、瞬く間にバスの中は大合唱。ナイフを突きつけてきた当の男まで歌い出しました。“歌の力”が悪意をくじいたのです。彼は無事バスを降りることができたそうです。
 歴史を振り返っても、女性の機転と勇気ある行動によって人々が救われた例は数え切れない。特に「生命の危機」に対して、女性は鋭敏な感覚をもっています。

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