2012年08月15日

体験者には昨日のような出来事

 今日は67回目の終戦記念日です。20歳の時に沖縄戦を体験した、作家の船越義彰さんが語っていました。「沖縄戦の体験を書き始めることができたのは、戦後50年が経ってからです。それまでは1行も書けなかった。物事は、そこから離れてみないと書けない」と。
 この話を聞いて、戦争が刻みつけた傷跡は、かくも大きいものかと心が痛みました。船越さんの戦争は半世紀間も続いていたのです。“戦争を知らない人には、戦争は歴史の一コマかもしれない。しかし、体験者には昨日のような出来事”とも述べています。

この記事へのトラックバックURL

http://asunimukatuye.mediacat-blog.jp/t81872