2012年06月01日
多数派が必ずしも正義とは限らないという
ノルウェーの劇作家・イプセンの作品に『民衆の敵』(竹山道雄訳)があります。内容は、正義感あふれる医師が、町の温泉が毒に汚染されているのを発見、告発したドラマです。
町長をはじめ利害にさとい人々は、この事実をデマとして隠蔽しようと画策を始めます。その結果、“民衆のために行動している”はずの医師は、糾弾された揚げ句、「民衆の敵」という烙印を押されてしまうのです。この作品でイプセンは世論とは、党派とは、正義とは何か、を描こうとしました。そして、多数派が必ずしも正義とは限らないという民主主義が陥りやすい問題点を鋭く指摘しています。
民衆の敵
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E8%A1%86%E3%81%AE%E6%95%B5_(%E6%88%AF%E6%9B%B2)
町長をはじめ利害にさとい人々は、この事実をデマとして隠蔽しようと画策を始めます。その結果、“民衆のために行動している”はずの医師は、糾弾された揚げ句、「民衆の敵」という烙印を押されてしまうのです。この作品でイプセンは世論とは、党派とは、正義とは何か、を描こうとしました。そして、多数派が必ずしも正義とは限らないという民主主義が陥りやすい問題点を鋭く指摘しています。
民衆の敵
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E8%A1%86%E3%81%AE%E6%95%B5_(%E6%88%AF%E6%9B%B2)
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