2012年02月07日

アンリ・デュナン

 19世紀の「偉大な業績、偉大な着想の一つ」と評される国際赤十字の創設。直接のきっかけは、一人の青年が書いた一冊の薄い本だったそうです。
 その本を書いたのは当時、31歳のアンリ・デュナン。旅先でイタリアの統一戦争に遭遇しました。目の前の惨状は、それまで銀行家かつ経営者であった青年に衝撃を与えた。彼は痛ましい戦場での体験を綴り出版しました。
 そして本を手に、戦争の悲惨さを説いて回り、後に赤十字となる国際的な救援団体の創設を訴えたました。「国から国へ、首都から首都へ」「どんな階層もどんなつながりも、またどんな交友も」利用し、協力を要請した。恵まれた境遇を捨て去り、「全人生を投入」した(H・M・エンツェンスベルガー編『武器を持たない戦士たち』小山千早訳)

アンリ・デュナン
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=1255996


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