2011年11月27日

待つことも重要です

 世の中が便利になって、「待たないですむ社会」が来たら、人は「待てない」ようになったのでしょうか。

 エレベーター30秒、パソコンの起動1分、レジ3分、通勤電車の遅れ5分、メールの返信30分、病院の診察30分……「どのくらい待たされるとイライラしますか」と尋ねて、一番多かった回答です(シチズン意識調査)

 待つことが重要な話です。はるか昔のインドにおいて、法華経会座でのことです。師・釈尊は待っていました、弟子・普賢菩薩の到着を。この時点で釈尊はすでに、法華経28品のうち27品を説き終えていました。
 法華経の説法も終わろうとするその時、普賢菩薩が、万億の伎楽(舞と音楽)を奏で、無数の諸天善神を率いて馳せ参じました。そして、末法の法華経の行者を守護することを真剣に誓ったそうです。
その姿、その言葉を釈尊は、先の上位の菩薩よりも手厚くほめ讃えたそうです。それは、弟子の到着を、師は信じ、待っていたからこそ、“大遅刻”を叱らなかったのです。そして、法華経の行者を守護する誓いに、その「真実の心根」を見たからです。


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