2011年10月28日

二本松の菊人形

 今、福島県二本松市で、日本最大の菊の祭典「二本松の菊人形」が開催中です。震災の影響により、一時は開催も危ぶまれましたが、「菊のまち 二本松」の伝統を守るため、期間を短縮し、入場無料で開催しています。
 例年、十数万人が訪れていますが、本年も職人が丹精を込めて作り上げる菊人形や世界に誇る千輪咲き、その他約600点の菊花を満開にして、例年以上の来場を心より待っています。

 開催期間 平成23年10月15日(土)~11月13日(日) 午前9時~午後4時

くわしくは http://www.city.nihonmatsu.lg.jp/kanko/kiku/kiku-annai57.html


 菊作り/咲き揃う日は/蔭の人」。これは作家の吉川英治の句といわれていますがが、菊は、優雅な大輪や馥郁たる香り以上に、愛で育てた“陰の人”に思いをはせる花です。

 菊を「鞠」とも書きます。鞠は「窮める」(きわめる)の意味を持ちます。丹精を尽くし、徹して守り支える存在があってこそ花開きます。菊も人も。

 



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