2011年10月12日

読書の喜び

 何かを信じることは、人が生きていくうえで大切なことです。しかし、自分に自信を持つことが難しい時代でもありますね。さてどうする!!

 心理学に「自尊感情」という言葉があります。これは「自分自身に価値を見いだし、自分を好ましいと思う感情」を指すそうです。この「自尊感情」が高ければ、安らかな気持ちで物事に挑み、豊かな人間関係を維持できるそうです。反対に「自尊感情」を失うと、自分は生きている価値のない人間と思いこみ、行き詰まってしまう事になってしまいます。

 熱心な読書家で知られたナポレオン。あだ名の一つに「熊」があります。それは数日間、部屋に鍵をかけて閉じこもり、読みふけった所から付けられたそうです。
 維新の教育家・吉田松陰の読書欲も凄まじかったようです。1年になんと500冊読破することもあったとか。そして読了すると、読書録に“卒業”と記したそうです。本を読むことが“学校”だったと、松陰は語っています。
 文豪ゲーテは少年時代、アンソンの『世界周遊記』を読んだ衝撃を「頭のなかでこの素晴らしい航海者とともに旅をし、広い世界に連れだされた」と述懐していいます。そして「数多の書物に出合い、さらに豊かな実りに恵まれることになった」(山崎章甫訳『詩と真実』岩波文庫)と、記しています。

 ある識者は「一冊の良書は、偉大な教師に巡りあったのと同じ」と。そして青春時代、時間をこじあけるようにして読んだ経験を通し、「『読書の喜び』を知っている人と知らない人とでは、人生の深さ、大きさが、まるっきり違ってしまう」と語っています。
 自分に自信がもてない人、今月27日から読書週間が始まります。この時を機会に読書に挑戦しましょう。

 

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この記事へのコメント
時代を変える偉業でなくとも、あなたしか出来ない事があるはずです。地道な労作業がいつか花を開きます。
Posted by timberland pas cher at 2014年09月10日 09:42