2018年11月04日

翻訳の戦い

 仏典の翻訳は至難の作業だそうです。言語への習熟はもとより、経典の心に肉薄する努力、異文化への理解が必要となるからです。香港中文大学の饒宗頤博士は、経典写本は「数え切れぬ人々の智慧と信仰、そして希望の結集」と述べています。
 創価学会はこれまで識者の協力を得て、法華経を英語、イタリア語、タイ語などで発刊しています。日蓮大聖人の御書も10以上の言語で刊行してきました。言葉や文化の差異を超え、大聖人の精神をどう正しく、分かりやすく伝えていくか――各国の友と語り合うたび痛感するのは、広宣流布とは一面で「翻訳の戦い」であるということだそうです。

この記事へのトラックバックURL

http://asunimukatuye.mediacat-blog.jp/t131557