2018年10月26日

言葉に生きた

 劇作家で歌人の寺山修司さんが晩年、病身を押して、大学時代の親友で、脚本家の山田太一さん宅を訪れました。”おまえの本棚を見せろ”と言う寺山さんを案内し、2人は懐かしい本を前に、来し方を語らったそうです。
 これは寺山さんの葬儀で、山田さんが弔辞に紹介したエピソードです。どんな本を持ち、どんな文章を読んできたか。それが人格をつくり、人生の背骨となっていく。言葉に生きた2人に、深く学ぶ思いですね。

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