2018年06月24日

一本たりとも同じ打ち方をしたことはない

 王貞治氏が756号ホームランを放ち、「世界記録」を更新してから今年ではや41周年を迎えました。
 現役時代の王氏が「真剣」を振り、練習に生かしていたことは有名な話です。打撃の際には、バットが球の中心に向かって切り進んでいき、球の向こうまで通り抜けるイメージを持っていたという。この鍛錬が球を捉える精度を上げ、一本足打法に磨きをかけました。
 その上で、数々のホームランを振り返り「一本たりとも同じ打ち方をしたことはない」と述べています。打撃とは、対する投手も違えば球種もコースも違う一期一会の世界。「初めて出会う球に、ひと振り、ひと振り、新たな気持ちで立ち向かってきた。残った数字はその結果である」と(『もっと遠くへ』日本経済新聞出版社)

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