2018年06月11日
五月雨
例年より早く、各地で梅雨入りし、「五月雨」が降り続いています――こう書くと“もう6月なのに、なぜ五月雨?”と思われる方もいるかもしれませんね。
五月雨は、旧暦5月に降る長雨のことです。今の6月に当たり、本来は梅雨を指すのです。「五月晴れ」も同じく、元は梅雨のさなかの晴れ間のことだったのです。端午の節句も、古くは梅雨時の行事。菖蒲の香りは、じめじめした長雨の毒消しになったのです。
五月雨は、歌にも数多く詠まれてきました。例えば「日の道や葵傾くさ月あめ」(芭蕉)――梅雨にぬれて、葵の花が傾いて咲いている。その傾く方向は、太陽の通る道筋。日は出ていないが、葵も日の光を慕っているのだ、と。
五月雨は、旧暦5月に降る長雨のことです。今の6月に当たり、本来は梅雨を指すのです。「五月晴れ」も同じく、元は梅雨のさなかの晴れ間のことだったのです。端午の節句も、古くは梅雨時の行事。菖蒲の香りは、じめじめした長雨の毒消しになったのです。
五月雨は、歌にも数多く詠まれてきました。例えば「日の道や葵傾くさ月あめ」(芭蕉)――梅雨にぬれて、葵の花が傾いて咲いている。その傾く方向は、太陽の通る道筋。日は出ていないが、葵も日の光を慕っているのだ、と。
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