2018年03月26日

記念日(アニバーサリー)反応

 早いもので、熊本地震から来月で2年となります。一般に、発災からの節目を刻む時、被災者が「記念日(アニバーサリー)反応」を起こす恐れがあるそうです。
 記念日反応とは、身近な人の死や災害などに直面した人が、その出来事のあった日の前後に、つらい体験や悲しみを思い出し、不眠や落ち込みなど心身に不調を来すことです。心的外傷後ストレス障害(PTSD)に特徴的な反応の一つなのです。
 一見、落ち着いた生活を取り戻したように見える人や、精神的苦痛を感じた自覚をもたない人でさえ、こうした反応を示す場合があるといわれます。
 これを防ぐ重要な対処法の一つが「周囲とのつながり」を深めることといわれています。家族や親しい友人と語り合うことはもちろん、地域の人々と協力した過去の記憶を呼び起こすだけでも効果があるそうです。

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