2018年02月06日

別名「幸福ホルモン」

 私には考えられない事ですが、すぐ目の前にいる同僚と、メールで“会話”する若者が増えているそうです。パソコンやスマートフォンが普及する現代社会。以前なら直接、言葉を交わしていた場面でも、メールやラインでのやりとりが多くなっていないか、自身に当てはめてください。
 こうした状況に警鐘を鳴らすのは、脳生理学者の有田秀穂氏です。メールだけのコミュニケーションでは、人を信頼し、人のために何かしたいとの気持ちが減退するという(『「脳の疲れ」がとれる生活術』PHP文庫)。鍵になるのが「オキシトシン」という神経物質だそうです。
 オキシトシンとは、別名「幸福ホルモン」といいます。他者への信頼感を強め、ストレスが消えて幸福感が増す作用があるそうです。さらに血圧の上昇を抑えて、心臓の機能を向上させ、長寿になるとの研究結果もあります。
 オキシトシンの分泌を促すのは、スキンシップや一家だんらんなどの親しい語らいだそうです。人の幸福を願ったり、親切を心掛けたりすることもいい。他者に関わる行動自体が、心と体を健やかにするのです。

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