2017年06月26日

社員全員が社長

 熊本にある航空会社の「天草エアライン」は、座席数48のプロペラ機1機しかない、日本一小さな航空会社です。
 飛行機が着陸すると、台車を押して近づき、荷物を運ぶ男性がいます。機内に乗り込んで掃除もします。保安検査のうち、資格の要らない業務も手伝います。この男性とは、なんと同社の社長なのです。
 「天草エアライン」が倒産の危機に直面する中、「この人はこの会社を本当に良くしたいと思っている。自分たちも力になろう」との思いが社員に芽生えました。社長は自ら範を示しつつ、「自分の部署のことだけを考えずに会社全体のために動くこと」を訴えました。「社員全員が社長である」と(鳥海高太朗著『天草エアラインの奇跡。』集英社)

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