2017年05月03日

未来のある作者

 「一番価値があることの一つは、未来のある作者を捜し出すこと」と言ったのは美術評論家の柳宗悦です。この心に応えたのが弟子の染色工芸家・芹沢銈介でした。
 柳の著作に感銘し、師事を始めた芹沢は、師との出会いから30年目、ついに人間国宝となったのです。「師の導きによって心一杯、仕事を展げることが出来た」と師への感謝を語りました。彼は師の写真を自宅の応接間に飾り、いつも眺めたという(『染色の挑戦 芹沢銈介』平凡社)。
 柳宗悦の祥月命日は5月3日。この日、心でどんな会話を交わしたことでしょう。

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