2016年12月16日

銀の鈴の音

 19世紀から20世紀にかけて名声を博したフランスの舞台女優に、サラ・ベルナールがいます。〝銀の鈴の音〟とも形容された彼女の声は、レストランのメニューを読み上げただけで、その場にいた全員を泣かせたという逸話が残っています。
 彼女は後年、けがが原因で脚を切断する事態に見舞われましたが、それでも舞台に立ち、歌声で観衆を魅了しました。「声の力」「音楽の力」を信じ抜く心の強さが、人々の心を揺さぶったのでしょう。

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