2016年11月01日
人の心を前へ進ませる力
小説家の川端康成がある日、青年映画監督として活躍していた篠田正浩さんを、鎌倉の自宅に招いたそうです。川端康成は日本映画の新たな動きについて聞きたかったらしい。30も年下の青年の話を聞く間、大文豪はずっと正座を崩さなかった。辞去しようとすると、「いや、まだまだ話してください」と請うたという。この話はのちに篠田さんが、ラジオのインタビューで語った思い出です。
老境に入っても貪欲な求道心が、若い篠田さんには鮮烈だったのであろう。幾つになっても成長への意欲を失わない人には、人の心を前へ進ませる力があることを実感します。
老境に入っても貪欲な求道心が、若い篠田さんには鮮烈だったのであろう。幾つになっても成長への意欲を失わない人には、人の心を前へ進ませる力があることを実感します。
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