2016年10月28日

関吉の疎水溝

 世界遺産に登録された鹿児島市の「関吉の疎水溝」。これは薩摩藩による日本初の本格的洋式工場「集成館」の動力を担う水車に、水を送り込むためのものです。
 ここに訪れた人の感想です。「石造りの水路に沿って歩いた。水面を流れる一葉を見つけたが、水の流れがゆっくりで、すぐに葉っぱを追い越してしまいました。」疎水の長さ約7㌔に対し、始点と終点の高低差は、わずか約8㍍といわれます。
 しかし、人の足より遅い水も、流れ続けることで、工場をも動かす力になった。その事実と、それを可能にした往時の人々の仕事に、深く思いを致したそうです。


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