2016年07月22日

夏山登山

 「夏山や湖水青く鳥啼き渡る」(正岡子規)。梅雨が明け、夏山登山のベストシーズンを迎えました。
 日本登山の歴史を開いた人物に、ウォルター・ウェストンがいます。今年、創立111周年を迎える日本山岳会の創設功労者で、数々の名峰を制覇したことでも知られています。
 「日本三大奇勝」の群馬・妙義山もその一つです。この登山に彼は、地元案内人の根本清蔵と互いの体をザイル(綱)で結ぶ、当時としては日本初の技法で挑もうとしました。しかし”自分が落ちれば一緒に落ちてしまう”と清蔵は二の足を踏みました。
 その時、ウェストンは言ったそうです。”岩場で足を踏ん張っているから清蔵を落とすことは絶対にない”。2人は、互いを信じ、未踏の道へ踏み出しました。後に、この登頂が日本近代登山の発祥といわれたのです(小林二三雄著『登山家W・ウェストンと清蔵』みやま文庫)

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