2016年07月02日

わが子に抱く期待や理想

 親には誰しも、わが子に抱く期待や理想があるものです。さらに〝こうあってほしい〟と、自分の物差しを当ててしまいがちです。
 だが、横浜国立大学の平出彦仁名誉教授が、語っています。「子どもの成長は千差万別」であり、集団生活や親の期待から〝脱線〟しながら成長するものです、と。
 子どもが、親の描く理想の姿に戻ることだけが、必ずしも問題の解決ではありません。子との関係をとことん考え、自分も変わろうと挑戦する時、その親の真剣な姿を見て、子も前を向くのではないでしょうか。家庭の中で「自他共の成長」という喜びが味わえれば、これほど素晴らしい体験はないのです。

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