2016年06月11日
喜びを戻してあげたい
第2次世界大戦終結71年の今年は、ユダヤ人の少女アンネ・フランクの没後71年でもあります。アンネ・フランクはナチスに追われ、死と隣り合わせの日々でも、希望に生きたアンネ。その日記は、今も人々の胸を打ち続けます。
この日記を守ったのは、食料や外の情報などを届け、彼女たちの隠れ家生活を支えた一婦人でした。アンネが秘密警察に連行された後、ナチスの手に落ちる前に隠れ家から日記を持ち帰り、少女の帰りを待ったのです。
婦人は語っています。「アンネが帰ってきた時、またこの書くという喜びを戻してあげたい、そう思っただけです」(小川洋子著『アンネ・フランクの記憶』角川文庫)。婦人の希望はかなわなかったが、この小さな、しかし毅然たる行動があってこそ、『アンネの日記』を世界が知ることになったのです。
この日記を守ったのは、食料や外の情報などを届け、彼女たちの隠れ家生活を支えた一婦人でした。アンネが秘密警察に連行された後、ナチスの手に落ちる前に隠れ家から日記を持ち帰り、少女の帰りを待ったのです。
婦人は語っています。「アンネが帰ってきた時、またこの書くという喜びを戻してあげたい、そう思っただけです」(小川洋子著『アンネ・フランクの記憶』角川文庫)。婦人の希望はかなわなかったが、この小さな、しかし毅然たる行動があってこそ、『アンネの日記』を世界が知ることになったのです。
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