2016年04月08日
希望
ドイツの文豪ゲーテの作品に「希望」と題する詩があります。「わが手の営む日々の仕事/これを完成する高い幸福を与えてくれ!/わたしは中道で倦むことがないようにしよう!/いや これはむなしい夢ではないのだ/今は枝も葉もなく棒さながらのこの樹も/いつかは実をつけ影を落とすのだから」(山口四郎訳『ゲーテ全集1』潮出版社)
1775年、26歳のゲーテは、ワイマールのカール・アウグスト公に顧問として迎えられる。以来57年間、政治家として活躍します。この詩は、ワイマールで新しい仕事を始めた翌76年の作品です。ワイマールを、自身の枝や葉を伸ばし、実をつける“使命の天地”と定めた、青年ゲーテの心が伝わってきます。
1775年、26歳のゲーテは、ワイマールのカール・アウグスト公に顧問として迎えられる。以来57年間、政治家として活躍します。この詩は、ワイマールで新しい仕事を始めた翌76年の作品です。ワイマールを、自身の枝や葉を伸ばし、実をつける“使命の天地”と定めた、青年ゲーテの心が伝わってきます。
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