2016年01月25日

“春”を呼ぶ力

 冬、一見すると動きがないようでも、植物は春への備えを怠らないのです。温度条件が整って一気に伸びる時、土に十分な肥料があり、酸・アルカリの状態が適切でないと、品質のよい収穫物は期待できないのです。
 寒くても、春へと続く冬だからこそ、打てる手を打つ。基礎を固める。それが勝利の因となります。「疾風に勁草を知る」(後漢書)。激しい風が吹いてはじめて、丈夫な草が見分けられます。同じように、人生にあっても〝冬〟に努力を惜しまないことが、福徳の“春”を呼ぶ力となるのです。

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