2015年12月22日

人生を幸福で満たす

 少女は4歳で失明しました。でも、見えなくなったことが理解できませんでした。走り回っては柱にぶつかる。生傷が絶えなかった。あすは見えるようになるかもしれない。少女はまぶたをいっぱいに見開いて、見る練習をしたという。
 悲嘆と絶望を乗り越えて、一家は強く立ち上がりました。少女は今、外資系通信社に勤務。ピアノもプロ級。随筆家としても活躍しています。
 彼女・三宮麻由子さんは綴っています。人は〝絶望の温泉〟に漬かりがち。「希望に向かって邁進するよりも、絶望したと泣き暮らしているほうが楽」だから(『人生を幸福で満たす20の方法』NHK出版)



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