2015年11月21日

一文字

 戦中、軍部政府に抗して獄にあった創価学会の牧口初代会長は、家族に何度もはがきを送りました。1943年(昭和18年)11月26日付では、皆が元気か、日常のことを知らせてほしい――と。「(孫の)洋子が今何をして遊んで居るか、それを中心にして、家庭の様子がわかるのです」――と。
 獄中の過酷な環境、官憲の厳しい取り調べの日々にあって、初代会長の心を癒やしたのは、家族が手紙に記した、温かい日常風景でした。妻子も、一家の無事と、孫の成長を願う、初代会長の変わらぬ慈愛に触れ、心を強くしたに違いありません。
 言葉は、心そのものです。文によって、人は心を通わせ、心の翼を自在に広げることができます。一文字でもおろそかにしまい、と心に期したいものです。

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