2015年08月04日

肉体からのメッセージ

 米国の文芸評論家マルコム・カウリーが自著『八十路から眺めれば』(小笠原豊樹訳、草思社)で、16項目の“老いを告げる肉体からのメッセージ”を挙げています。
 例えば、「去年よりも足先が手から遠ざかったように感じられるとき」や「階段を下りる前に踊り場で一瞬ためらうとき」など。米国人の生活に即した例ですが、世界共通の老いの実感といってよいでしょう。
 加齢とともに忍び寄る肉体の衰え。その必然のことわりを受け入れながら、いかに精神を衰えさせることなく、成長を続けていくか。ここに健康人生の鍵があります。

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