2015年07月10日

大人と子どもの能力の違いとは

 「大人と子どもの能力の違いとは?」。この問いに、臨床心理士の網谷由香利さんは答えています。「大人は言葉中心で意思疎通するが、子どもは言葉よりも感覚を 重視する」。そして「時には大人以上に本質を鋭く理解する」と。
 自分の思いを、すらすらと正確に言葉で表現できる子どもは少ない。しかし、表現できないか らといって「分かっていない」わけではないのです。時と場合によっては、子どもは大人以上に鋭敏なのです。
 子どもの秘めた力を信じられるかどうかで、親子関係は随分と 変わるでしょう。信じればこそ、できることは子どもに任せ、自主性を伸ばすことができます。信じられないと、子どもの行動に過度に干渉し、伸びる芽を摘むこと にもなりかねないからです。

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