2014年12月13日

おもちゃ

 12月も中旬となり、年末商戦で、デパートのおもちゃ売り場が活気を帯びてきていることでしょう。積み木やブロックを手に取ってみる。何の変哲もない木やプラスチックの塊が子どもを楽しませ、想像力を育むことに、今更ながら驚きます。
 新島襄や福沢諭吉と並ぶ「明治六大教育家」の一人、近藤真琴は航海術を広めた人物ですが、おもちゃを普及させたことでも知られています。多くの日本人におもちゃと教育が結びつかなかった時代に、西洋事情を紹介しながら、人形や積み木などが子どもの人格形成の基盤を培い、大きな教育効果をもたらすことを訴えました(是澤博昭著『教育玩具の近代』世織書房)

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