2014年08月06日

声によるコミュニケーション

 日本で黙読の習慣が定着したのは、明治以降というのが通説となっています。その根拠として、明治10年ころまでに「新聞縦覧所」という施設が各地につくられ、そこで人々は新聞・雑誌を朗読したり、討論したりしていました。「新聞雑誌などの印刷物はあくまでも演説や討論の材料に過ぎず、声によるコミュニケーションこそが主体であった」(「明治の声の文化」森洋久)
 人間が言葉を獲得して以来、言葉とは「声」を通して発せられるものであり、文字が発明された後も、文字は声と切り離せなかったのです。

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