2014年07月02日

にぎり飯

 災害や戦争などで生活が破壊されると、まず、にぎり飯が炊かれます。なぜか。歌人の川野里子さんは、そこには「飢えを凌ぐ以上の意味がある」(「明日から吹いてくる風」日本現代詩歌文学館)と言う。
 人間の手のぬくもりのまじったにぎり飯は「それでも生活してゆくのだ、という方向から差し出される」ものだ、と。

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