2014年01月21日

人に工程を合わせた

知的障がいのある人が全従業員の約7割を占めるチョーク製造会社があります(坂本光司著『日本でいちばん大切にしたい会社』あさ出版)
この会社は生産ラインに工夫を施しました。はかりの目盛りが読めない人のために、必要な分量分の重りをつくりました。「青い容器の材料は、青い重りで量って混ぜる」等と教えれば間違えることはない。機械の運転の際、砂時計をつくって「スイッチを入れたら砂時計をひっくり返し、砂がなくなったら止める」のも、その一つです。工程に人を合わせるのではなく、人に工程を合わせたのです。

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