2018年09月06日
黒澤明監督の言葉
「僕は、戦いに敗れることを活力源にして次々に戦いをいどんでいる」とは、映画界の巨匠・黒澤明監督の言葉です。栄光と挫折が交差するその生涯は、多くの示唆を与えてくれています。
敬愛するドストエフスキーの『白痴』を映画化した時のこと。気負い過ぎたのか、作品は不評で、評論家も辛辣だった。順調だった矢先の出来事に落胆は大きかったという。
だが監督は転んでもただでは起きなかったのです。自分では気付かない視点を取り入れようと、周囲の声に真摯に耳を傾けました。自ら書き進めたシナリオも、批判があれば何度もやり直した。こうして完成したのが名作「生きる」であり「七人の侍」である。彼が人生を懸けて追求したのは「人間の幸福」だった(都築政昭著『黒澤明の映画入門』ポプラ新書)
敬愛するドストエフスキーの『白痴』を映画化した時のこと。気負い過ぎたのか、作品は不評で、評論家も辛辣だった。順調だった矢先の出来事に落胆は大きかったという。
だが監督は転んでもただでは起きなかったのです。自分では気付かない視点を取り入れようと、周囲の声に真摯に耳を傾けました。自ら書き進めたシナリオも、批判があれば何度もやり直した。こうして完成したのが名作「生きる」であり「七人の侍」である。彼が人生を懸けて追求したのは「人間の幸福」だった(都築政昭著『黒澤明の映画入門』ポプラ新書)
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