2014年12月27日

日本酒造り

 日本酒造りに携わる一男性の話です。彼は、コンピューター修理の仕事から一転、苦労を重ねて杜氏となりました。そして、全国新酒鑑評会で、何度も金賞に輝きました。
 背筋を伸ばし、自らに言い聞かせるように語った言葉は、「酒造りは毎年が1年生です」。日本酒は、米の出来ひとつ、水のおいしさひとつ、酵母の状態ひとつで味が変わる。「毎年が1年生」というひと言に、現状に甘んじることを許されない酒造りの厳しさが、にじんでいます。

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