2014年04月26日

日々新たに創り出すもの

 人の寿命は80年の時代ですが、企業の平均寿命は30年というのが通説となっています。それは、世代の入れ替わるサイクルが約30年であり、後継者が育つか否かが、企業が長く続く鍵を握るといわれています。
日本には多くの老舗企業があります。世界最古の企業は大阪の建設会社で、1400年以上も続いています。これは別格ですが、創業100年以上の「老舗企業」は約2万社もあるそうです。
それらの企業が平成の大不況どころか、世界恐慌、太平洋戦争などを乗り越えて存続できた理由は、伝統の「継承」と「変革」にあると、企業調査のプロは分析しています。「伝統は守るものではなく、日々新たに創り出すものだ」と(『百年続く企業の条件』帝国データバンク史料館・産業調査部編、朝日新書)

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